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活動報告

「アルコール依存症は否認の病気」&「アルコール依存症は家族ぐるみの病気」

最終更新日:令和3年4月3日

投稿団体 NPO法人 茨城県断酒つくばね会 土浦霞ヶ浦断酒会
活動報告
内容

「アルコール依存症は否認の病気自分」
アルコール依存症者だとなかなか認めません、自分は違う・まだ飲み足りない・酒なんかいつでも辞められると自分の飲酒問題を認めない、認めてしまうとお酒が飲めなくなるからと、いろいろ飲酒する理由付けをし、嘘を付き、自己中心的で現実逃避・体調が悪くなっても医療機関に繫がらない、お酒が生活の中心となります。

平成25年の厚生労働省の研究班の調査「WHO世界戦略を踏まえてアルコールの有害使用対策に関する総合的研究」によるとアルコール「依存症の生涯経験者は全国で109万人と推計されています。又現在アルコール依存症の数は58万人と推計されています。

58万人の内アルコール依存症の専門治療を受けたことがあると回答した人は22%にとどまっており残りの78%は否認を続け酒害に苦しんでいるのではと思われます。?

 

「アルコール依存症は家族ぐるみの病気」公社)全日本断酒連盟リーフレットより抜粋)

「地獄を見たければアルコール依存症のいる家庭を見よ」などという笑えない話があります。これは、アルコール依存症は本人だけの病気ではなく、家族全体を巻き込んで苦しめるものであることを端的に表現しています。本人が病気から回復しなければならないのは勿論ですが、実は家族もまた病気に巻き込まれて影響を受けてきました。そのために家族全体が病んだ関係なっているのです。家族もアルコール依存症を正しく理解し、その回復を支援する。家族もともに病気の回復の道を歩み、明るい家庭を作りましょう。

アル中の私がおこがましいと思いますが、依存症者家族の問題発言・行動

・「酒さえやめてくれれば」と思うと言う。

・「酒が悪い」と思う。酒を隠したり捨てたりする。

・「家族のことを考えてくれない」と恨む、非難する。

・酔った本人の失敗の後始末(尻ぬぐい)をする。

・経済的な生活苦の穴埋めに奔走する。

・周囲(近所・会社など)の目を恐れて本人をかばう、嘘をつく。

 

そして家族はこんな状態に・・・・

・本人のことを知られたら格好が悪い。

・素直に困っていることを話せる相手がいない

・もしかしたら自分にも責任があるのではないか・

・こんなに尽くしているのに。

・何を言っても。何をやっても、どんなに見張っていても無駄だ。もう絶望だ。

・これからどうしよう。こんな不幸な人間はいない、自分が可哀そうだ。

・子供は、家庭内の機能不全状態の影響をまともに受けて悩みます。

 家族の状態。「ああもう疲れた」誰か助けて下さい・・・・

家庭がアルコール依存症維持連鎖!になっているのです。

知らないうちにアルコール依存症者の飲酒を助長しているのかも?

あなたが本人のお酒を責めることが、さらなる飲酒の理由になっているのではないか。

あなたが飲酒を止めさせようとすればするほど、逆効果で、本人は飲酒にはしるのです。

あなたが失敗の尻拭いをし、問題の解決をするかぎり、本人は自分の飲酒問題を認めようとしません。

酒を止めさせよう、行動を監視しよう、酒での失敗を防ごうと干渉しすぎることが、飲酒への欲求を強めます。

回復への道のりはあります。あきらめず頑張ってみましょう‼!

アルコール依存症と言う病気は現代の医療では感知しません。しかし断酒することで回復は可能です。アル中本人が経験したことです。

冒頭にかいた「地獄を見たければアルコール依存症のいる家庭を見よ」が断酒継続することで、「この世で天国を見たければアルコール依存症者で断酒家族を見よ」と変わります。

 

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