土浦三曲会
現在当会は、琴古流尺八4社中、都山流尺八1社中、山田流筝曲3社中、生田流筝曲11社中の19社中が加盟し、会員数は140名です。 「三曲」とは、三つの楽曲という意味ではありません。江戸時代から現代にかけて、日本の音楽として最も普及している3種類の音楽の総称なのです。すなわち、「箏(そう)曲」といわれる箏(こと)の音楽と、「地歌(じうた)」といわれる三味線(しゃみせん)の音楽と、それに「尺八(しゃくはち)」の音楽の総称なのです。「三曲」を含めた日本の音楽を、古典音楽とか、伝統音楽とかいうこともあるようですが、「三曲」の中には、古典的な名曲が数多くあります。しかし、「三曲」は、決して過去の音楽ではなく、現在数多くの人に愛好され、広く普及している音楽です。 平成14年4月より全国小・中学校の音楽の時間に邦楽の鑑賞と伝統楽器の実習が義務づけられましたが、邦楽部門の指導者も少なく、また若い世代が邦楽に取り組む機会も少なくなってきているのが現状です。 私達は、「継続は力なり」をモットーに楽しみながら、これからも地道に日本の伝統芸能を後世に伝えるために頑張って活動しています。
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