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活動報告

当事者家族体験談・11 断酒会とは【お酒での問題のある方】

最終更新日:令和2年1月5日

投稿団体 NPO法人 茨城県断酒つくばね会 土浦霞ヶ浦断酒会
活動報告
内容

寝酒がきっかけの

  連続飲酒

I・M

私が二十歳前後の頃は、三百五十㍉㍑の缶ビールを一~二本飲んだだけで顔が真っ赤になり、直ぐに酔って眠ってしまう程アルコールに対して弱い体質でした。飲酒が睡眠の質が低下させることに関しては全く無知で、社会人になってからは、お酒を飲めば眠れることを利用し、寝付けない時などは睡眠薬代わりにお酒を飲んでいました。そして、睡眠薬代わりの飲酒が習慣になってくると、アルコールに対して徐々に強くなると同時に飲む量が次第に増えていき、お酒を飲んでも寝付けないことが度々あり、そんな時の翌朝は、酔った状態で会社に行くことも時々ありました。

そんなことを十年以上もの間、毎日欠かさず繰り返すうちに、帰ってから飲むお酒の残りの量が常に気になり始め、休み前になると必ず帰宅途中にスーパーに寄って買い溜めし、生活の中で寝る前にお酒を飲むことが第一優先になっていました。また、年1回の健康診断では、最初の頃は何の異常もなかったものが、次第に尿酸値やガンマgtpが高いので酒量を減らして休肝日を設けるように毎回指導を受けるようになりました。しかし、今日は飲まないで過ごそうと頭で考えていても寝る前になるとお酒を飲むことが止められず、お酒の飲み方が少し異常であることは自分自身で薄々気付いていました。また、眠れないため会社の心療内科を受診して軽度のうつ状態と診断され、睡眠導入剤を処方されて飲んでいましたがあまり効果がなく、睡眠導入剤を飲んでも寝酒が中断することはなく、次第に酔いつぶれて眠るまで飲む回数が増加して行きました。

そしてとうとう、夜の眠る前だけだった飲酒が徐々に明け方まで続くようになり、休みの日には昼夜関係なく飲み続け、気持ち悪くなって吐いてもまた飲むことを繰り返す連続飲酒が始まりました。お酒を止めようといくら思っていても自分自身では止められないことを自覚し、お酒を飲みながら今から直ぐに入院できる病院を探すために保健所に電話し、大甕の病院に入院することで何とかお酒を断つことが出来ました。

退院後も何回か再飲酒を繰り返しましたが、断酒を継続できているのは、失敗しても暖かく迎え入れてくれた断酒会の皆様のお陰です。これからの長い人生において自分一人では断酒を継続できないので、過去の苦い思いを忘れないためにも皆様の体験談を聴きに例会出席を継続したいと思います。

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