団体紹介
最終更新日:令和7年1月15日

設立年月日 | 昭和56年12月6日 |
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代表者名 | 草木貴巳 |
連絡担当者名 | 高橋 幸夫 |
住所 | 土浦市永国東町14-1 |
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TEL | 029-822-1895 |
FAX | 029-822-1895 |
yqrgp968@yahoo.co.jp |
団体詳細
会員数 | 38名 |
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会員の年齢層 | 50代 |
会費等 | 入会金1,000円(内訳:NPO法人茨城県断酒つくばね会500円、土浦霞ヶ浦断酒会500円)会費月1,000円 |
主な活動地域 | 四中地区コミュニティセンター(四中地区公民会) |
活動日・時間帯 | 第1・第3週 日曜日 13時30分~16時00分、第2・第4週 土曜日 19時00分~20時30分 |
活動分野 |
【健康・福祉】
健康・福祉に関する活動全般,障害者福祉 【子育て】 子どもの健全育成に関する活動全般 |
活動内容 | NPO法人 茨城県断酒つくばね会(土浦市)の支部として、土浦霞ヶ浦断酒会の活動を行っています。 |
活動目的 | 近年のアルコール依存症者は、女性、若年者、高齢者へと拡がりをみせていす。これらの問題を踏まえ酒害問題を減少・根絶する為アルコール依存症に関する啓蒙を行い、酒害の及ぼす社会悪の防止に努め共に、自らの意志により断酒生活を実行しようとする者と酒害者家族の、社会性回復の推進を図り、もって広く保健、社会福祉に寄与する為に活動しています。 |
新着情報
活動報告
「アルコール依存症からの回復」
断酒の3本柱は
① アルコール依存症の専門病院へ受診する。
・問題飲酒の見極め(治療方針決め)減酒治療か断酒治療か外来治療か・入院治療か。
私の知る限り、専門病院でのプログラムでは約3か月の期間での勉強会です。
アルコール依存症者だけの参加ではなく家族も同席して頂きアルコール依存症と言う病気の正しい認識理解していただければ、本人は勿論、家族の回復にもつながると思います
② 抗酒役の服用
抗酒剤とは:
「体質的にお酒が全く受け付けない人がいます。その人がアルコールを飲むと、顔が赤くなったり、すごい吐き気に襲われたり、心臓はバクバクしてきたりするみたいです。(私は経験なし)そのようにアルコールを全く受け付けない体質にする薬です。ほんの少しでもアルコール飲料を口にすると、吐き気と心臓のどきどきがひどくなって気持ち悪くなってしまい、アルコールが楽しめなくなります。抗酒剤は、本気でアルコールを止めたいと思っている人にとっては強い味方になります。
効果は
1.朝飲めば1日中効果持続・・・1日頑張ったご褒美のお酒に手が出ない。
2.お酒の誘惑から自分を守ることができる。同僚・友人のお酒の誘いを断れる。
3.周囲の人を安心させ、あなたへの信頼感を高めます。あなたの本気度が示すことが出来る。家族の前で飲むことで、家族も安心する(家族の安定剤)
4.断酒成功率を高めます。
③自助グループへの参加
一般に、アルコール依存症者回復に向けの自助グループで代表的な団体としてAAグループと断酒会が組織されております。
私の所属しております断酒会について、ご案内します。
断酒会はお酒による健康問題・酒害問題を抱える方やその家族の方が参集し活動をしています。
断酒会活動の基本は例会です。例会で酒害体験を聴く・そして話す。「一日断酒」「例会出席」
この繰り返しです。体験談は「言いっぱなし」「聴きっぱなし」この部屋で聞いたことは、この部屋に置いていく。体験談の秘密は守るを基本としています。
この例会は、20名くらいで2時間、酒害体験を話し、それを聴く。家族も参加する。家族も酒害体験を話す。家族は依存症本人ではないが、酒害の影響をまともに受けている。体験談を話すことにより、家族も自己洞察が強まり、回復に結びついていきます。
この体験談を依存症者本人が聴くことにより、記憶から抜けていた飲酒時代の凄絶な真実を思思い出させてれる。体験談は自分がしたことの事実と、その時の気持ち・真情を語ります。なぜなら真情を語ることで反省が生まれます。今までは、「意志が弱いから酒が止められないのだ」と「周りの人から責められ、又「止めたいのにどうしても飲んでしまう」という言い分を聞いてもらえなかった。例会で話すとみんなに分かってくれて、認めてくれる。
ここから、みんな仲間だという一体感と自覚が生まれます。
一体感と自覚により断酒継続の原動力になります。
自助グループの有効性
自助グループ参加の有効性と予後
断酒率は病院退院2年後の調査の対象となった患者さんの内、一回でも自助グループに参加した人の2年後の断酒率は57%でした。一方自助グループにいっさい参加しなかった人の断酒率は27%でした。自助グループに継続して参加している人の場合には、さらに断酒率は高くなり2年後の断酒率は90%以上になるといわれています。
自助グループの大切さがわかります。私も身をもって経験したおります・
*薬物・アルコール依存症からの支援ワークブックより抜粋
アルコール依存症からの回復には断酒しかありません。その断酒のめざすところは、長い間の飲酒生活により、失われた自分自身、家族関係、そして社会性を正常な状態に回復することにあります。
そのためには、同じような体験を共有し、そこから立ち直り新しい生き方を求めている仲間が集まる共生社会(自助グループ)に加わることが必要です。そこには、新生のための知恵が隠された宝庫があります。
アルコール依存症は一人では難しいです。多くの仲間と共に
回復を目指しましょう。
「アルコール依存症者とは」
アルコール依存症とは、長期間にわたってアルコールを大量に飲酒又常習化し続けることによって、アルコールを摂取しないといられなくなる状態(精神依存)と進行すると最後は身体的依存にまで到達する病気です。
アルコールの酔いだけが一時的に閉塞感からの解放感を求め、ただただ酔いを求める酒となります。又お酒生活が中心になり、家庭生活・社会活動が疎かになり、どんどん孤立した日常生活となります。
又アルコール依存症は偏見の病気です。周りの家族・知人・職場等での偏見、意志が弱くて、怠け者等病気として捉えない、その為治療に結びつかない病気です。
「もしかしたら自分はアルコール依存症ではないか?明日からお酒は止めよう、止められると思うが、止められない病気です。」
「適正飲酒って何だろう? ~」
アルコール依存症はお酒を飲む人なら、誰でもかかる可能性のあるごく普通の病気です。全国には推定患者が60万人ぐらい存在すると言われています。
厚生労働省では、アルコールの適正飲酒量や多量飲酒と呼ばれる量について、以下の通り示しています。しかし、適正飲酒量は性別や体質、その日の体調などにより変化することに注意が必要です。
※女性は男性の 1/2~2/3 の量が適正量となります
<適正飲酒量と問題となる飲酒量(純アルコール摂取量換算):男性の場合>
適正飲酒量 20g/日
生活習慣病を招くリスクが高くなる量 40g/日
多量飲酒量(身体、精神、社会的な面においてリスクを高める量)6 0g/日
アルコール飲料に含まれる純アルコール量 =(アルコールの量)×(アルコール濃度×0.01)×0.8= g (
例)度数 5%のビール缶(500ml)1 本= (500ml)×(5×0.01)×0.8=2 0 g=2 ドリンク ※純アルコール量 10g で 1 ドリンクになります。
*茨城県精神保健福祉センター発刊「あなたへ」から抜粋
