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当事者家族体験談・10 断酒会とは【お酒での問題のある方】
最終更新日:令和3年4月3日
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内容 | 私の酒害体験談 学生になってからは、同級生のアパートへもぐりこんでは、ワイワイガヤガヤとよく飲んでいたものです。その時は、翌日二日酔いになりながらも楽しい酒でしたそんな雰囲気が楽しかったのでしょう。卒業後、就職してからは、職場事態が、好きな先輩が多く、週に2回は宴会をやっていたように思います。若いころは充実していたこともあり、更なる欲求もなく過ごせていました。 飲み方に変化が出てきたのは、15年前に本社営業本部に異動になってからです。仕事上、飲酒量が格段に増加したのが、依存症になる原因だったと思います。この営業部門もよく飲む部署で、悪いことに会社の交際費が十分でしたので、お客様の接待と社内交際等で毎晩のように飲酒の機会がありました。仕事上の飲酒ですから、楽しい部分は少しで、ストレスが溜まってきます。そのあとに一人でゆっくり飲みたいと思う気持ちからか、帰りの常磐線内でも飲むようになりました。先ほどまでかなり飲んでいたのにです。また、接待後のタクシーでもコンビニによってもらって、車中で飲むようになりました。 こういった日々が続き、二日酔いのある日、迎え酒が良いということ言われてたなぁと思いだし、朝から飲酒するようになりました。そうなると、何をするにも、集中力がなくなり、何度も同じことを繰り返し話す等、今思うと完全にアルコール障害が出てきたのでした。また、アルコールが多いと、体内の水分が分解に使われるので、夏には熱中症で2回ほど倒れて、肩の鎖骨を骨折しました。馬鹿な話です。 体調がすぐれないため、知人から紹介されたクリニックへ行ったところ、アルコールの過度な摂取による肝硬変になりかかっているという診断でした。すぐにやめないと、肝硬変から肝炎を起こし死んでしまうぞと言われました。そこで、いろいろな検査データの説明を受けました。今にして思うとその通りなんですが、その時には、どうせいい加減な測定結果だから信じられないと思っていました。が、肝臓に良いという薬を処方してもらいその時は難を逃れたという感じです。(よかった、また飲めるな・・・) その後の成人病検診で、食堂に静脈瘤、腸にはポリープもみつかっていました。 そこで、腸カメラ検査を受け、そのポリープをとってもらいました。その後、五日目にその切り取り部分から激しく出血しました(下血です)。肝機能が低下していて、血液を固める成分(かさぶたを作る成分の)血小板が少なくなっていて、出血が止まらず、再度腸カメラを入れて傷口を焼き付けてもらいました。そのままだったら失血死です。 その時にはしばらくじっとしていればまた飲めるなと思っていたんですが、治療後の入院中に同部屋に患者さんが入院してきました。その患者さんが、その晩静脈瘤がはねたのか、床が血の海になり、運び出されていきました。その方は戻ってきませんでした。自分も検査時に腫れあがった静脈瘤を画面で見ていたものですから、他人ごとではなく、酒をやめようと決心しました。 そうして、先のクリニックへ薬をもらいに行ってこの顛末を話したところ、断酒会があるから入会してみたらと紹介され、それから通わせてもらってます。 そのクリニックの先生のお言葉を拝借します。 『酒を欲しがるのは脳が欲しがるんです。内臓は文句1つ言わないでもくもくと処理してくれる。内臓が文句言う状態になったら死にます。』 『酒を飲むのは貴方が悪いんじゃなくて酒が悪いんだ。だから悪者を退治すればいいんだよ』 家内に迷惑をかけ、内臓にも迷惑をかけ、それは結局廻りの皆に迷惑がかかることになることにやっと気が付き、断酒することができました。心配かけた家内とも、今はペット三匹(買った犬一匹、拾った犬1匹と迷い込んだ猫一匹)の世話に精を出しており、何とか楽しい時間を過ごせるようになりました。今後も例会に通って、仲間の皆さんと一日断酒を実践してゆきたいと思います。 余談になりますが、こう決心した私ですが、 今だにTVのCMを見るにつけ、美味そうだとか、のみたいなぁという欲求が出てきます。 断酒会では、よくスリップの話がでますが、スリップするとさらに酷い状態になるというお話を伺います。 最悪の場合、もっとひどい状態=死を意味します。 これからも、スリップせず一日断酒を続けてゆこうと思っています。
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