イベント情報
当事者家族体験談・5 断酒会とは【お酒での問題のある方】
最終更新日:令和3年4月3日
主催者 | NPO法人茨城県断酒つくばね会 |
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内容 | 依存症生活から 正面な生活へ A・S
私の酒飲みの始まりは、二十六歳でした。十年後には酒ナシでは過ごせない、酒依存症であると診断され、毎日の帰宅が午前様になって、家族はもとより隣近所や多くの人々に、大迷惑を掛けるようになってしまったのです。 それからの生活は、大変なものになりました。ある時には交通違反 (駐車・速度)、ある時は走行しながらの側面接触、追突による大きな物損事故等々で、今の金額にして五百万円を超える損失、酔っ払った上での暴言や、約束の不履行なので、多くの人々からの信用を失ったのも大きな損失でした。 さらに家庭では子供達からは敬遠され、生まれ故郷の兄姉、親戚からも見離されるといった、とんでもない境遇へと変わって行ったのです。その後は妻に付き沿われながらの病院通いとなり、当時の勝田市・那珂町・そして水戸市の主な病院で治療したが、効果もなすまま妻の体力もここまでかと思ったところで、豊後荘にたどり着いたのが五十三歳でした。 I先生の勧めで水戸断酒会に入会したが、以後四年間で、飲酒が止まったものと勝手に思い込んで脱会したものの、それから二年後には再び大酒飲みとなり、それからが大変なことになりました。 後に豊後荘での入退院を五回繰り返したことは、その実情の大変さを物語っております。 最後の六回目の入院でI先生が主治医となり、再び水戸断酒会に 入会する条件付きで退院したとき、 すでに七十七歳でした。 再入会して一年後には断酒の効果が現れ出し、そこで痛感した事は 『やっぱり酒から逃れられるのは、 断酒例会に出席すること以外には 考えられないことだと。』 再入会して五年たった現在では、 酒の世界から完全に離れ、酔っ払い時代に失った信用も元に戻り、 昔の穏やかな社会生活が出来るようになりました。 このことは他ならぬ断酒会のお陰様であると思っております。 これからも末永く例会に出席して行きたいと考えております。 皆々様宜しくお願い致します。 |
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